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先日、日産マリーンさん待望の大型艇「N−34」の試乗が6月1日〜3日の3日間に亘り横浜ベイサイドマリーナさんで開催されました。 僕も日産さんより声を掛けていただきましたので、いそいそとベイサイドさんに出かけて行き試乗させていただきました。 外装は見ての通り、基本的なスポーツフィッシャーの形を踏襲しつつ、部分部分に新しさを感じさせるデザインで、僕的には○です。 ただ、デザインと云うのは人それぞれですので、それこそ色々な感想を持つ方がいらしゃると思います。 是非実艇を一度ご覧下さい。 ![]() 個人的にはキャビン前方の小窓がデザイン的に気に入っています。 これは表から見るとスモークが掛かっていて中は見え無いのですが、中から見ると結構きちんと窓として機能しています。 勿論サイズが小さな窓ですから、ここからさんさんと太陽が降り注ぐわけでは無いのですが、外が見えるというだけで価値はあると思います。 ![]() バウデッキはまっ平らです。 デザイン的には一般のボートのようにバウデッキは少し盛り上がっている方がかっこ良いような気がしますが、日産さんは多分実用性を重視したのでは無いでしょうか? つまり海上の揺れるボートのバウデッキで作業する際には、平らな方が安心して作業出来るという考えです。(本当の理由は分かりませんが、、、) 私の知り合いの38フィート艇はバウデッキがキレイに湾曲している上に、バウパルピット(手摺り)が付いていません。 見た目には素晴らしいのですが、海上でバウデッキに行って作業をするのは本当に大変ですし、時に危険を感じます。 そういう意味では実用性とデザインのバランスと云うのは時に難しいのですね。 ![]() アフトデッキは34フィート艇として必要にして十分なサイズを確保しています。 フェンダー用の小型クリートなども格納式のちょっとデザインの良いものが使われていました。 ただし、アフトデッキ周辺に関しては、釣りを全くしない僕としてはあまりコメントが出来ません。 それでは、何故N34の試乗会に現れたかと云うと、N34の内装に非常に興味があったからです。 ボートショーの会場で見せていただいたN−34の内装に感心(感動までは行かないが)し、是非また見たいと考えていました。 どこの部分に感心したかと云うと、とにかくキャビン内のFRPの露出がほとんど無いと云うところでしょうか? 最近の国産艇は、結構高価な船でも内装がFRP丸出しで興醒めする事が多いのは、今までのコラムでも書いてきた事です。 その部分では、アメリカの船の方がよっぽど進んでいて、シーレイやカーバーなども非常に見栄え良く内装を作っていると感じます。 多分、両艇ともチークなどの高級素材は使用していないのでしょうが、乗ってみるとそれなりに高級感を感じ、それぞれの価格から見るとかなり豪華に感じます。 ヨーロッパの高級艇のように、一流の素材を使って、一流の内装を作るのでは無く、そこそこの素材を使って、良く見せる技術がアメリカの艇にはあると思います。 日本のメーカーさんにもそれは見習って欲しいと常々感じていました。 そんな折、今回のN−34が日産マリーンさんより発表されましたので、内装を紹介したく試乗会に参加しました。 まず、入り口から見たキャビン内の風景は下記の通りです。
この辺は九州の家具職人さんが作られたものだそうですので、出来に関しては文句無しだと思います。 わがままを云うと、床が絨毯では無く、木だともっと良かったと思いますが、木の床は「滑る」「傷つく」などの問題もありますので、その辺は日産さんも考えがあって絨毯にしたのだと思います。 ただ、折角木部が多く見えるデザインですので、床も木材の方が良かったな〜。(しつこい) 僕の勝手な(内装の)評価として、ヨーロッパの艇の優雅さ、アメリカ艇の豪華さなどに比べると、残念ながらかなりシンプルな印象を持ってしまいます。(シンプルさが逆に良いと感じる方も多いのかもしれませんが、、、) ただ、この艇は日産マリーンさんの大型艇の一号艇ですので、この先少しづつ良くなっていくのではないでしょうか? 何より今まで内装にあまり力を入れて来なかった国産艇のチャレンジとしては評価するべきだと思います。 キャビン内の大型のモニターでは、オプションで外部カメラと接続でき(4ヶ所まで)、船体周りの状況をキャビンとFBのモニターで見ることが可能です。 以下の写真をクリックすると大きな画像が見えます。
メインキャビン前部の階段を下りた左側がクルーのベッドルーム、右側がトイレ&シャワールーム、突き当りがメインベッドルームになっています。 以下のキャビン周りの写真はクリックすると大きな画像が見れます。
メインベッドルームは、通常寝る方向から見ると、一面木の壁です。 曲面も含まれており、非常に良い感じです。 スイッチ類もイタリア製のデザインされたスイッチが使われていました。 ちょっと残念だったのが、トイレです。 手洗いの下のドアは木製なのですが、その他の部分では全く変わり映えしない作りで、ちょっと残念。 ただ、この試乗艇は試作の一号艇ですので、実際に販売される3号艇以降は、結構色々な部分で造りが変わるそうですので、請うご期待! それでは、次にフライブリッジに上がってみましょう。
作りは結構考えてある作りで、前面のウインドウ部分の開口部もかなり広く、操船席前のベンチシートが特等席です。 前面のウインドウ開口部が結構上まであるお陰で、全く閉塞感は無く、ベンチシートに座ると非常に景色が広く見え快適です。 今回の艇は試作艇の為、前方にエアコンの吹き出し口が無く、試乗日は天気が良かった事もあり、ベンチシートに座ると景色が良い半面、かなり暑く感じましたが、正式に発売される時にはベンチシート前面にもエアコンの吹き出し口が付くそうですのでご安心を。 操船者のためを考えてか、前面の大きなウインドウの下にはサブウインドウが付いており、操船席からの船の見切りも良好です。 サブウインドウから見ると下のような感じで見えます。
船を一通り見せていただいた後に、15分程度出航していただきました。 小さな船ばかり乗っている景山としては、このサイズの船の乗り味を云々言うほどの力量がありませんので、あくまでも操船せずにお客さんとして乗せていただきました。 試乗当日は、それなりに風もあり、試乗としては決して良い状況ではありませんでした。 波も結構高かったので、この日の状況では22〜23ノットのクルージングが快適なクルージングとしては限界スピードと云う感じでした。 逆に22〜23ノットでの航行でしたら、乗っている人間は全く不快感を感じず、エンクロが風を遮ってくれるので快適なクルージングが可能です。 この日のスピードでは、それ程叩く事も無く、船体自体にはまだまだ余裕がある感じでしたが、これ以上スピードを出すと、この日の波では乗っている人間が快適では無くなってしまうと思います。 エンジンは標準で、ボルボD6−370psの2基掛けです。 状況さえ良ければこの試乗艇でもMAX31〜32ノットくらいは出るそうですし、(まだペラのセッティングが終わっていない為)実際発売される艇は34ノット程度のスピードが出るそうです。 これだけのパワーがあれば27〜28ノットの巡航が可能ですので、海の状況が良ければデイクルーズでもかなり遠方まで足を延ばせそうです。 以下、スペックです。(すいません。日産さんのホームページより抜粋させていただきました。)
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