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![]() ■ボリューム感のあるフォルムとゆったりしたメインサロン リビエラの最新モデル「リビエラ33フライブリッジコンバーチブル」が日本でデビューした。 すでにオーストアリアでも最大のビルダーに成長したリビエラグループだが、このリビエラ33は、オーストラリアのゴールドコーストにあるリゾート、サンクチャリー・コーブで開催されたボートショーで発表された時にセンセーショナルで最も高い評価を受けた1艇である。 アメリカのコンバーチブルビルダーの多くが大型化にベクトルを向ける一方で、クオリティの高い小型コンバーチブルが次第にラインナップから消えていく方向にあった。 そういった状況の中、リビエラ社が次の時代に向けたかなり戦略的な意図を持って開発されたこのリビエラ33は、フライブリッジシリーズの中ではミニマムモデルとなる。 しかし33フィートクラスながらコンバーチブルとしてしまうところに、ゆったりとした居住空間の確保とクオリティを重視するリビエラのフィロソフィを感じさせてくれる。 ![]() 全長10・73mに対して全幅が3・83mと、かなり幅のあるボディを最大限に活かしたボリュームのある居住空間が、リビエラ33の大きな魅力のひとつ。 ロアステーションがあるタイプとないタイプが選択できるが、ある場合もヘルムシートはオプションで選択可能だ。 可能な限り有効に空間を使いたいと考えるユーザーもいる。 そういった細かいニーズに対応できるバリエーションも用意された、圧迫感の感じないサロン空間だ。 インテリアもアメリカンチェリーなどクオリティの高い素材をふんだんに使用した落ち着いた雰囲気。 ステートルームは船首側のフォアバースがひとつだけで、クイーンサイズのダブルベットのみ。 しかしサロンのソファーをスリーピングアコモデーションとすることも可能で、ファミリーコンバーチブル的な考えをすれば、サイズ的に賢明な割り切りではないかと思う。 その分、ダウンギャレーとしても、コの字型のレイアウトでスペースもかなり広めのギャレー空間が確保さている。 またトイレとシャワールームもセパレートされたタイプのヘッド&シャワールームだ。 まさしくコンバーチブル。 33フィートの居住スペースとしては申し分ない。 ■完成度の高い小型コンバーチブル しかしこのリビエラ33は、これまでの成功を支えてきた従来モデルを単にスケールダウンさせたモデルではない。 まったく新しいコンセプトによって開発されたモデルなのだ。 そのひとつがハルである。 船底後部にはトンネル状のポケットが2つあり、その中に2本のプロペラシャフトが収まるように取り付けた形状をしている。 新しいリビエラの60も同じ形状のハルで、そのシステムがこの33にも用いられたということ。 これによって抵抗が減少し、著しく燃料効率およびトップスピードを向上させているということだ。 手元に詳細なテクニカルデータがないのだが、エンジンのバリエーションは5つ。ビルダー側から提出された数値では、標準エンジンである最新のボルボD6(310hp)×2基を塔載した状態で、約23ノットの巡航速度ということ。 おそらくトップスピードは25から27ノットといったところだろうか。 今回試乗したモデルは、最大馬力となるヤンマー6LYA-STP(370hp)×2基を搭載したモデル。 このエンジンは、IMOの排ガス規制をクリアした燃焼効率の良い最新型のエンジンで、今回の試乗では約30ノットというパフオーマンスを発揮。 試乗した時は海のコンディションがそれほど良くない状況だったが、しっかりとした走りを見せてくれた。 トンネルハルは、それなりにノウハウの必要な機構だが、心配していたキャビテーションの問題もなく、上手く対応させているようだった。 今回はフライブリッジでの操船は行なわなかったが、ゆったりとしたフライブリッジはリビエラの特徴のひとつ。 コンソールの船首側にラウンジシートを配したレイアウトで、ファミリーにとって快適なクルージングスペースとなっている。 ハードトップが付いたフルエンクロージャーオプションになっていて、基本的にはこのFBがメイン・ヘルムステーションとなる。 いずれにしても、リビエラが1981年に最初のボートを建造して以来、24年間のボートビルディングの歴史を大きく変革する可能性を持ったボートだという。 サイズ的には国内でも受け入れやすい大きさである。 確かに有力なライバル艇がない訳ではないが、日本でも人気を集める1艇になりそうだ。
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