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                         リビエラ33フライブリッジ コンバーチブル
                                                試乗記
     2006年 9月 1日
ボート月刊誌より
この記事は2006年6月ボート月刊誌に掲載された情報です。



■ボリューム感のあるフォルムとゆったりしたメインサロン
リビエラの最新モデル「リビエラ33フライブリッジコンバーチブル」が日本でデビューした。
すでにオーストアリアでも最大のビルダーに成長したリビエラグループだが、このリビエラ33は、オーストラリアのゴールドコーストにあるリゾート、サンクチャリー・コーブで開催されたボートショーで発表された時にセンセーショナルで最も高い評価を受けた1艇である。
 
アメリカのコンバーチブルビルダーの多くが大型化にベクトルを向ける一方で、クオリティの高い小型コンバーチブルが次第にラインナップから消えていく方向にあった。
そういった状況の中、リビエラ社が次の時代に向けたかなり戦略的な意図を持って開発されたこのリビエラ33は、フライブリッジシリーズの中ではミニマムモデルとなる。
しかし33フィートクラスながらコンバーチブルとしてしまうところに、ゆったりとした居住空間の確保とクオリティを重視するリビエラのフィロソフィを感じさせてくれる。
 
全長10・73mに対して全幅が3・83mと、かなり幅のあるボディを最大限に活かしたボリュームのある居住空間が、リビエラ33の大きな魅力のひとつ。

ロアステーションがあるタイプとないタイプが選択できるが、ある場合もヘルムシートはオプションで選択可能だ。
可能な限り有効に空間を使いたいと考えるユーザーもいる。
そういった細かいニーズに対応できるバリエーションも用意された、圧迫感の感じないサロン空間だ。
 
インテリアもアメリカンチェリーなどクオリティの高い素材をふんだんに使用した落ち着いた雰囲気。
ステートルームは船首側のフォアバースがひとつだけで、クイーンサイズのダブルベットのみ。
しかしサロンのソファーをスリーピングアコモデーションとすることも可能で、ファミリーコンバーチブル的な考えをすれば、サイズ的に賢明な割り切りではないかと思う。
 
その分、ダウンギャレーとしても、コの字型のレイアウトでスペースもかなり広めのギャレー空間が確保さている。
またトイレとシャワールームもセパレートされたタイプのヘッド&シャワールームだ。
まさしくコンバーチブル。
33フィートの居住スペースとしては申し分ない。
 
■完成度の高い小型コンバーチブル
しかしこのリビエラ33は、これまでの成功を支えてきた従来モデルを単にスケールダウンさせたモデルではない。
まったく新しいコンセプトによって開発されたモデルなのだ。
 
そのひとつがハルである。
船底後部にはトンネル状のポケットが2つあり、その中に2本のプロペラシャフトが収まるように取り付けた形状をしている。
新しいリビエラの60も同じ形状のハルで、そのシステムがこの33にも用いられたということ。
これによって抵抗が減少し、著しく燃料効率およびトップスピードを向上させているということだ。
 
手元に詳細なテクニカルデータがないのだが、エンジンのバリエーションは5つ。

ビルダー側から提出された数値では、標準エンジンである最新のボルボD6(310hp)×2基を塔載した状態で、約23ノットの巡航速度ということ。
おそらくトップスピードは25から27ノットといったところだろうか。
 
今回試乗したモデルは、最大馬力となるヤンマー6LYA-STP(370hp)×2基を搭載したモデル。

このエンジンは、IMOの排ガス規制をクリアした燃焼効率の良い最新型のエンジンで、今回の試乗では約30ノットというパフオーマンスを発揮。
 
試乗した時は海のコンディションがそれほど良くない状況だったが、しっかりとした走りを見せてくれた。

トンネルハルは、それなりにノウハウの必要な機構だが、心配していたキャビテーションの問題もなく、上手く対応させているようだった。

今回はフライブリッジでの操船は行なわなかったが、ゆったりとしたフライブリッジはリビエラの特徴のひとつ。
コンソールの船首側にラウンジシートを配したレイアウトで、ファミリーにとって快適なクルージングスペースとなっている。
ハードトップが付いたフルエンクロージャーオプションになっていて、基本的にはこのFBがメイン・ヘルムステーションとなる。
 
いずれにしても、リビエラが1981年に最初のボートを建造して以来、24年間のボートビルディングの歴史を大きく変革する可能性を持ったボートだという。
サイズ的には国内でも受け入れやすい大きさである。
確かに有力なライバル艇がない訳ではないが、日本でも人気を集める1艇になりそうだ。

→右端がドライバーズシート、センターがナビシート。
前方は大人3人が座れるベンチシートという配置。

オプションとしてFB用小型冷蔵庫、3種類エンクロージャーが容易されている

曲線を基調としたデザインが特徴のリビエラ。
そのデザインコンセプトはメーターパネルにも反映されている

キャビン入口の右舷側にはシンクが備わる。
コックピットでのギャレーワークやベイトの処理などに便利な装備だ

キャビンレイアウトはロアヘルムの有無など、数パターンが用意されている

ギャレーはメインサロンから一段下がったダウンギャレー。電磁コンロ、オーブン電子レンジ、冷蔵庫などが機能的に配置されている

ステートルームにはキングサイズのアイランド型ベッドが備わる。
このベッドの下は大型ストレージ


SPECIFICATIONS



●主要諸元
全長 11.46m(パルピット、トランサムステップ含む)
全幅 3.83m    喫水 1.00m
完成質量 9,000kg   燃料搭載量 1,000L  清水搭載量 390L

●エンジン
Volvo D6 310(228kw/310馬力)×2、CumminsQSB330(242kw/330馬力)×2
Volvo D6 370(265kw/370馬力)×2、YANMAR 6LPA-STP(232kw/315馬力)×2
YANMAR 6LYA-STP(272kw/370馬力)×2

●材質・特徴 FRP

●主な船検関連仕様 定員15名 航行区域 沿海

●主な標準装備
バウレール、グラブレール、フラッグスタッフ(ペナント付き)、コックピット&フロアーハッチ
ファイティングチェアー装備フロアー補強、ロック付FBハッチ、清水シャワー(温水)
ビルジポンプ、オーバーヘッドライト、カーテシーライト、冷蔵キャビネット
ポンプアウト付ストレージ(コックピットフロアー)、海水ウォッシュダウンタップ、ギャレー一式
ギャレー床下収納庫、ストレージキャビネット&ドロー
オーディオシステム(FB)AM/FMステレオCDプレーヤー、 2マリンスピーカー
GRPシンク(温水)、エンジンモニター(計器、アラーム付)、ハンギングロッカー(ライト付)
クイーンサイズアイランド型ベッド、、ナビゲーションライト、ステアリング(デストロイヤー)、他

●主なオプション
ジェネレーター4Kw・エアコン16,000BTUセット、カラーハル、追加燃料タンク(340L)
バウスラスター、ハードトップ、FB4面エンクロージャー、リアーオーニング(ハーフ)
ロッドホルダー×5リーラックス、FB小型冷蔵庫、サルーンアイスメーカー
ソフトファニシングパッケージ、サイドウィンドーカバー、他

●設計/建造 RIVIERA MARINE(オーストラリア)

■価格(税込み)
44,467,500円(Volvo D6 330)、46,410,000円(Cummins QSB330)
46,620,000円(Volvo D6 370)、48,300,000円(YANMAR 6LPA-STP)
49,822,500円(YANMAR 6LYA-STP)

■問い合わせ
八光ボーティング 
〒530-0001大阪市北区梅田1-11-4-400 大阪駅前第4ビル408号
TEL06-6457-1385 FAX06-6457-2848

出光マリンズ 三河御津マリーナ
〒441-0314愛知県宝飯郡御津町御幸浜1-1-21
TEL0533-76-3100 FAX0533-75-3487

■TRIAL DATA ※ハンディGPSにより計測した1〜2分の平均値を記載
試乗海域 三河湾  風速10〜12m/s  波高1.5〜2m  乗員 5名

回転数 r.p.m    速力knots   回転数 r.p.m   速力knots
1200        6.8          2700       19.6
1500       8.2         3000        23.9
1800        9.1         3300        28.1
2100       10.5         3400       29.2
  2400       15.3  (搭載エンジンヤンマー370PS×2)



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