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                          ヤマハ YF−23/F150試乗記
     2006年 9月 4日
ボート月刊誌より
この記事は2004年1月、ボート月刊誌に掲載された情報です。



YAMAHA YF-23/F150
パフォーマンスがさらに向上した4ストロークF150搭載モデル

充実した追加オプション
2003年向けニューモデルとして発表されたYF-23。
その翌年、販売の好調さを背景にしてか、2004年モデルの新YF-23EXに加えて、今回のF150搭載モデルなど選択バリエーションが次々に追加されてきている。
このF150をパッケージしたYF-23の追加は、すでに発表されていたが、試乗するのは今回が初めてとなる。

このF150の搭載は、もともとYF-23の企画の段階からを視野に入れて開発が進められていたという。
しかし、YF-23のデビューした2002年の秋には、まだF150がリリースされていなかったために、今回F150の発売に合わせてパッケージモデルが追加されたということだ。
と同時に、これまで存在していたF100パッケージが消滅し、YF-23とエンジンの組み合わせによるパッケージは、F115、F150、F80×2という3タイプとなった(ノンパッケージもある)。
価格は373・8万円と、F115パッケージより48・8万円高、F80×2より36・2万円安という位置付けになる。

外観的な違いは、2004年モデルとしてグラフィックが変更されたというだけで、船体自体は従来モデルと変わらない。
搭載エンジンのバリエーションモデルということになる。

内装関係では、YF-23EX同様に、市場の声を反映した形で、折り畳み式のナビゲーターシートやコクピット両舷のボルスターパッド、また船尾にはスパンカーを装着した時にも取り付けれるスターンレイルなどの装備が追加オプションとして設定されている。

また、燃料タンクもF150のパッケージに対応するように、従来の120リットルから165リットルのタンクに変更された他、デジタルタコメーターやデジタルスピードメーターといった多機能デジタルメーターも標準で装備されている。

さらに、燃料消費や燃料効率なども表示されるフューエルマネージメントメーターも、F115以上のモデルにオプション設定され、燃料系のデーターの掌握も簡単に行えるようになった。
そういった意味では、装備面でさらに進化させ、ユーザビリティが向上している。

パワーアドバンテージ
このF150を搭載したパワーアドバンテージは、実際の走りでも十分に感じることができた。
最高速は、標準で取り付けてあるデジタルスピードメーターの表示で31・9ノット。
メーカー側から参考値として示された最高速が32・4ノットだから、水面のコンディションなどの条件の違いといった範囲。
 
また、同じくメーカーの参考値による燃料消費量は、5000回転で28ノットで走行した場合で、34・8(L/h)。
以前、F115モデルを計測した時にはフルスロットルで27ノット、燃料消費量は38リッターだった。
数値的には、F115をフルスロットルで走行するより、F150を搭載して同じ速度で走行させた方が燃料消費量は少ないということになる。
4500回転では25ノット、その程度のクルージングスピードなら30リッターを下回る燃料消費量だ。
 
これなら燃料タンクが165リットルに増量されたこともあり、単純計算で5時間以上走り続けることが可能になる。
ちょっと距離のあるポイントへ出かけるにも十分なパフォーマンスが確保されたといっていい。
かといってフルスロットルで航行すれば、燃料消費量は57・8リッターと一気に悪くなるのはいうまでもないこと。
 
もちろんドライビングフィールでも、パワーアドバンテージは十分に感じられた。
試乗時は、風によるチョッピーな水面だったが、WBT(ウエーブスラスターブレード)という個性的なハルを持ったこのボートとのマッチングは、かなり良好に思えた。
価格的なことさえ考えなければ、このF150の方がべター。
特に外洋に頻繁釣りにに出かけるオーナーには、これまでのF115モデルでは若干の非力感を感じていたかも知れない。
そういった意味では、待望のF150パッケージモデルの登場ということになるはずだ。

7インチクラスのGPS魚探がビルトインできるウッディなパネル。
メーター類は標準で備わるデジタルタコメーターとデジタルスピードメーター。
さらにオプションでフューエルマネージメントメーターも付く。

最初からF150の搭載も視野に入れて開発が進められていたYF-23。
エンジンの開発を待って、1年遅れで待望のパッケージ追加。

左の性能データーはメーカー資料として公表された参考値。

青いラインが速度を示し、赤いラインが燃料消費量(L/h)を示している。


YANMAR EX27Y

●主要緒元
全長 7.50m  全幅 2.55m  全深さ 1.40m
船体質量 1,148kg  完成質量 1,378kg
燃料搭載量 165L

●エンジン YAMAHA F150AETX(150ps/110.3kW)

●材質・特徴 FRP

●主な船検関連仕様
定員 10名
航行区域 限定沿海
総トン数 5トン未満

●主な標準装備
バウスプリット(一体型)、バウレイル、ロープロッカー、イケス、ワイパー
ウインドウウォッシャー&タンク、木目調メーターパネル
スデジタルタコメーター&スピードメーター、165L固定式燃料タンク、カディエアインテーク、他

●主なオプション
航海灯一式、フューエルマネージメントメーター(F115以上)
ドライバーズシート(ダンパー有/ダンパー無)、ナビゲーターシートセット
ルームライト、カディフロアパネル、電動マリントイレ、デッキライト、デッキウォッシュ
コーナーベンチシート、サイドパットセット、スターンレールセット
非常始動用電源システム、ウインドラス、ウインチ(船尾)、ラダー&プラットフォーム
スパンカー一式、リアカバー、補機用トランサムパッド、他

●設計 ヤマハ発動機

■価格 3,738,000円
※価格は、エンジン、法定安全備品等を含み、検査関係諸経費、
オプション類を含まない、メーカー希望小売り価格例

■問い合わせ
ヤマハ発動機
〒438-0016 静岡県磐田市岩井2000ー1
TEL 0120ー090819



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