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■エクスプレスクルーザーを日本に浸透させたビルダー おそらく、過去に日本でもっとも輸入台数の多いボートは何かと聞けば、必ず名前があがるのがこのシーレイだろう。 それだけ日本でも浸透したボートビルダーである。 シーレイといえば、エクスプレスタイプのクルーザーがそのラインナップの主力を構成するビルダー。 世界中で支持されたサンダンサーはその代表的なシリーズだ。 欧米では、こういったエクスプレスクルーザーの需要が高く。さまざまなビルダーが、その魅力を競い合ってしているのだが、どういったわけか日本ではあまり受け入れられなかったタイプである。 しかし日本に輸入されたシーレイ多くはこのエクスプレスタイプのスポーツクルーザーなのである。 特に5トン未満の上限クラスである280DA(サンダンサー)や300DA、310DAといったモデルは、日本でも人気の高かったモデルで、現在でも中古艇市場ではかなりの台数を目にするボート。 いってみればこのシーレイによって、エクスプレスクルーザーの魅力を発見したオーナーもかなりいるのではないだろうか。 シーレイが本格的に日本に輸入され出したのは80年代始め頃。 その時には日本で需要の高かったフライブリッジ系のセダンやスポーツフィッシャーマン、さらにアンバージャックや、現在はラインナップから消えてしまったラグーナ(LAGUNA)といったフィッシング系のボートも数多く輸入されていた。 ■充実したラインナップと高い品質管理による安定したリセールバリュー現在のシーレイのラインナップは、17フィートのバウライダーから27フィートクラスまでの小型エクスプレスで構成される「スポーツボート」シリーズ、そして、シーレイのデザインやテクノロジー、パフォーマンスの基準を集約した最も人気のあるカテゴリー「スポーツクルーザー」シリーズ。 このシリーズは28フィートクラスから38フィートクラスまでの10艇がラインナップ。 その上のクラスには40フィートクラスから52フィートクラスの「スポーツヨット」、56フィートから71フィートクラスの「ヨット」という4つのカテゴリーで、40艇種(2003年モデル)がラインナップされている。 そういったモデルの中には、一度ラインナップから消えてしまっていたが、2001年モデルで復活したアンバージャックといった(艤装アレンジでエクスプレス・スポーツフィッシャーマンになる)モデルもあれば、300DAなどのように、生産開始から何度もモデルチェンジを繰り返しながら継続生産されている定番的モデルもある。 シーレイは創業してから1986年にブランズウィック傘下に加わるまで、またそれ以降も大きな経営的危機に直面したことのない、経営的にも安定したボートビルダーのひとつ。 というより、ボートの開発に250名のエンジニアを投入したり、生産部門でも早くからオートメーション化す進めるなど、開発・生産部門に多くの資本を投入している。 そういった意味からもシーレイのクオリティコントロールはしっかりしているといえる。 それが、新艇マーケットだけではなく、中古艇のマーケットでも評価されているのだ。 従って、リセールバリューも比較的安定している。 単純に年代で判断するより、前のオーナーがどういった使い方をしていたのか、状態をしっかりチェックした上で購入するなら、大きなハズレのないブランドのひとつと言えるだろう。
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