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           PC−26レストア計画
          船外機艇を作ろう Vol.1

 2008年7月19日 神奈川 景山



皆様、ご無沙汰しております。
久しぶりのコラム復活となります。
コラムを書かなくなりしばらくすると結構沢山の方から「次はいつ?」と言うメールをいただきますが、最近ではパッタリと催促メールをいただく事も無くなり、ちょっと寂しく感じている今日この頃です。

新しい商売の資金作りのために3月にスキャンを手放してから半年近くなり、ちょっと寂しい毎日です。
幸いにもホームポートにしていたベイサイドマリーナから歩けるくらいの距離に引っ越した事もあり、相変わらず週末の夜はベイサイドにいた時に知り合った仲間の船で飲ませていただいており、順調(?)に体重を増やしております。

ゴールデンウィーク前にオープンしたボート用品屋「船具市場。」は、まだ売上も少なく、商売として成り立っているとは言えません。
まあ、確かに店にある程度広さがある割に商品が少なく、ちょっと寂しい感じですね。
これは時間を掛けて増やしていくしかないと思いますが、、、

んで、お店も落ち着いてきた事だし(開店2ヶ月で落ち着いてどうする)、またちょっと船いぢりに手を出してみようと思います。
タイミング良くベースとなるPC−26を見つけましたので、PC−26をレストアしてみようと考えております。
その模様を順次コラムに書いていくつもりでおりますが、今回は船いぢりの場所が埼玉になりますので、頻繁には行けないかもしれませんので、また一月に一度くらいの更新になるかもしれません。
読む方も事前にご了承の上、決してメールで「早く次を書け」と景山をいじめないで下さい。

何で埼玉での作業になったのかと言いますと、まず置き場所の問題です。
ベイサイドマリーナさんで作業が出来れば、ちょっと時間が空いた際にちょっと行って作業が出来るのですが、残念ながら今の経済状況ではベイサイドさんの係留代を払うのはちょっと無理です。
そこで色々とツテを頼っていったところ、知り合いのオーナーさんが行き付けにしているコクボマリーナさんをご紹介下さいました。
このコクボマリーナの小久保社長さんですが、本当に気のいいおぢさん(失礼)で、僕のPC−26レストアの構想をお話したところ、二つ返事で場所の提供を引き受けて下さいました。
「うううっ、この世知辛い世の中でこんなに気持ち良く、儲からない話を引き受けてくれる方がいるとは、、、」と感動したついでに、小久保マリーナさんの宣伝を入れさせていただきます。
ある意味、コクボマリーナさんは「船のいぢり倒しコラム」のスポンサーさんと相成りましたので、お近くの方は是非とも小久保マリーナさんを宜しくお願い致します。

コクボマリーナさんの所在地はこちらです。

埼玉県八潮市大瀬1863番 中川沿い
中川潮止橋を目安に、大型クレーンが目印です。 

ホームページはこちらになります。
http://www.kokubo-marina.com/index2.html

そして今回船体を提供して下さっており、共同制作するYさんが上記のコクボマリーナさんに船を置いてあるからです。

さて、本題に戻ります。
それでは毎回新たなコラムスタートの際の恒例でありますメニュー発表です。
「どうせ改造メニューを最初に発表しても、その通りにならないじゃん」と思われた方、えらい!
貴方は「船いぢりコラム」のヘビー読者(新語)です。
今までのコラムを読んで下さっている方はご存知だと思いますが、この恒例のメニュー発表では結構大きな構想をぶちまけて、最終的には決してその通りにならないという形だけの行事です。
ですが恒例ですので、今回も行います。

今回の船いぢりはPC−26を使用して行います。
このPC−26を船外機艇に換えて、ハル・船体塗装を含めて内外装をキレイにレストアするつもりです。
PC−26の船外機艇は、以前のコラムでも書かせて貰ったとおり、スズキマリンさんの試乗会で乗せていただいた艇と同じような作りになる予定です。
船外機用のブラケットもスズキマリンさんの艇と同じアカシヨットさんの船外機用ブラケットを使用して行います。

エンジンはスズキ 4ストローク250馬力船外機の一基掛け。
スタイル的には150馬力の2基掛けの方がかっこ良いと思いますが、残念ながら予算の関係で1基掛けに決定。
既にエンジンは注文してしまいました。
船外機の脚の長さが特注ですので、納品までに3ヶ月掛かるそうです。
よってこのコラムの結果を早く見たいと思われている方も、最短で3ヶ月以上はこのネタで引っ張りますのでご了承(覚悟?)下さい。

今回、この船を作る事にしたのは、現在PC−26に乗られている方にも船外機への換装をご提案したいという気持ちもあり、まずは自分用に作ってみようと考えました。
というのも中古艇ドットコムでこの年式のディーゼル2基掛けを販売する際には、うるさいくらいに「この年式のディーゼル艇はお金が掛かりますよ。運が悪いと船体を購入したのと同じくらいの費用が掛かります」とご説明します。
ただ、やはり船を目の前にして購入する気持ちが先走っている方は「大丈夫です。その辺は理解していますから、、、」と大体おっしゃられます。
でも、実際250万円で購入したPC−26に、更に200〜300万円くらいの修理費用が必要になるとしたら、やはり凹みますよね。
船体金額+修理費用でトータル550万円くらいになっても、売却する時はPC−26の相場金額でしか売れません。
燃料代が安いからといってディーゼル艇を購入しても、修理代を考えると燃料代の比ではないですよね。
ただ、これはそれ程レアなケースでは無いと思います。
勿論、金額には違いがありますが、20年以上経っている船を購入した場合、多かれ少なかれお金は掛かりますし、少なくともその費用は2〜3万円のレベルではありません。
実際、僕が随分前に乗っていたPC−26も諸々の修理代は100万円どころではありませんでしたし、それだけお金を掛けても決して完璧な状態にはならないのです。

中古艇ドットコムで船を購入しようと来てくれた方の中にもたまにいらっしゃいますが、ギリギリの予算でPC−26を買おうと考えている方がいらっしゃいます。
そう云う方は、その後のメンテナンス費用が捻出出来ませんので、「ワンランク落として船外機艇にされたらどうでしょうか?」とお勧めしたりもしますが、あまりうるさくサイズダウンを押し付けると後日電話が来て「別のところでPC−26を購入しました」などと言われてしまいます。
ただ、だからと言って何も知らない方に、そのままお渡しするのは売却されるオーナーさんにもご迷惑をお掛けする可能性がありますし、何より僕の性格上無理です。

また、ホームページを見てご連絡下さった方の中には「PC−26を考えているのですが、この船大丈夫ですか?」とお尋ねになる方もいらっしゃいます。
その場合、私は前述のような「この年式のディーゼル艇は、、、云々」を呪文のように繰り返す事になります。


船が好きで始めた中古艇ドットコムの活動です。
今でこそある程度の売上が上がるようになっていますが、もともとは趣味で作ったサイトですから、中古艇ドットコムを利用する方にはやはり最後まで納得して決めていただきたいと思っております。
しかしながら、このような考えとは裏腹に引き渡し直後の回航途中で船が止まってしまったり、購入後1〜2回しか乗っていないのに調子が悪くなったりするトラブルはやはりたまに起こっています。
中には「中古艇ドットコムに騙された」と云われる方もいらっしゃいますし、非常に残念な気持ちになります。
ただ、我々がいただく15万〜25万円程度の手数料で、その後のフォローまで行うのは継続的に行う活動としては不可能ですから、中古艇ドットコムの「現状販売・ノークレーム」と言う方法は崩すわけに行きません。
現時点では、そのルールでもご納得の上、購入して下さる方のみ中古艇ドットコムをお使いいただければ良いとさえ思っています。

話が随分ずれてしまいましたが、、、
このような日々のジレンマの中から、それだった500〜600万円で安心して乗れるFB艇があれば、初心者の方などにも安心してお勧め出来るのにと思い至り、今回試作も兼ねて一艇作ってみようと考えた次第です。

どのような出来上がりになるか分かりません。
今回、作業は全てプロの方にお願いし、景山は企画立案およびコラムを担当するつもりです。
外装はハル部分もアッパー部分も全て塗り替える予定です。
試作艇ですので、目立つようにハルはスキーボートのようなメタリックオレンジかビビットなイエローに塗り替えたいと考えておりますが、仲間うちではかなり不評で最終的には黒ハルか紺ハル程度に落ち着いてしまいそうな感じです。(多勢に無勢で太刀打ち出来そうもありません。)
まあ、船体はYさんからお借りしているものですから、最終的にはYさんのご判断もあると思いますので、あくまでも予定です。
メッキされた小物やビルジポンプ、ホース類は全て新品に交換するつもりです。
ガンネルも新品にしたいですね。

クリートなどもせっかくですから替えたいのですが、PC−26用のクリートの新品価格を見て腰が抜けてしまいましたので、要検討です。
やるのでしたら徹底的にと云うことで、本当はバウスラスター、発電機、マリンエアコンまで付けたいのですが、この辺は僕のその時の経済状態次第です。

船体は既にPC−26を一台確保してあります。
先日、コクボマリーナさんでエンジンを下ろす作業を行いました。
もともとマークのガソリンエンジンを搭載しているPC−26の2型です。
ドライブとエンジンは、知り合いの業者さんに引き取ってもらいます。
エンジン自体は大した金額にはなりませんが、ちょっとした部品代くらいにはなりそうです。
エンジンが納品されるまでの間に船体周り及び内装を仕上げるつもりです。

今回はこの辺で終わりです。
あまり面白いスタートではありませんでしたが、予告編くらいに考えて下さい。
次はビールを飲みながら書きますので、もう少し文も乱れて面白いものになると思われます。
では、請うご期待。




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