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最近のボーティフィールドを拝読していると免許法改正により「条件範囲内で免許不要のボート時代に突入」との特集が続いている。 詳しくはそれらの特集を読んでいただくとして、今回はそのような小型エレキもしくは無動力でのボートフィッシングの可能性を検証してみた。 小型ボートで釣りをするなら、波穏やかな小さな河川の河口付近が安全だろう。 漁船の激しい往来による波もなく、流れも緩やかであれば無動力でも、1〜2人乗りの小さなボートでもオッケェだ。 場所は愛媛県宇和島市、来村川河口。 ここは幅およそ200メートル。 小さな小さな川の合流点から河口までの僅か1キロメートルの範囲がポイントとなる。 今の時期は、この河口で真っ昼間にシーバスが連発する。 それを狙っての釣行だ。 水深は、浅ければ数十センチ。 つまり油断すると船底をこすってしまう。 そのためゴム製のボートは危険。 FRPやウッド製が妥当なところだろう。 そのような状態なので油断するとエレキも海底にこすりつけてしまう。 今回は移動範囲も狭いので、あらゆるリスクを回避するために、手漕ぎ用のオールだけで対応した。 ボートを二人がかりでスロープからおろす。 二人で水際まで運ぶのは前後に分かれて、水に突っ込むときは船首側の両サイドに分かれて船底を傷つけないように抱え上げ、ゆっくりと優しく扱う。 船首を沖に振らし、船尾を一人が持つ。ボートを安定させておいて一人が乗り込む。 続いて、船尾を固定していた側が荷物を渡す。 準備が完了すれば、二人目が乗り込みつつ岸をキックすれば、出船完了だ。 魚群探知機もGPSもないこのボートでシーバスを釣る。 これはシーバスの生態を踏まえ、今何処に居るのかを考察しながら、さらにその時々の状況をしっかりと把握し、食い気のある個体を探し当てながら移動しなければ簡単には釣れないということだ。 流れのある河川、河口は最後にとっておくとしてまずは河口の岸寄りに広がる宇和島湾のシャローストラクチャー周辺を叩いて回ることにした。 河口から200〜300メートルほどの移動だ。満ち込みのため湾奥に潮が流れ、運良く風も湾奥目掛けて吹き込んでいる。 このため非常に楽チンに目的地まで移動完了。 追い風を利用したというわけだ。 さあ、ここで桟橋、スロープ、係留船の下、つまり陰が出来る場所に隠れているかもしれないシーバス狙いだ。 ここではスキッターウォークをキャストし、ドッグウォークというアクションでストラクチャーの際をネチネチと誘ってみた。 ボートは潮と風によって湾奥へとゆっくり流されるので1キャストごとに違う場所を狙える。 一通りキャストすると1〜2回ほど海面が割れ、シーバスの捕食があったのだが残念ながら今回はフッキングには至らなかった。 この場所は、ここ最近、こっそり90センチ級が隠れているのだが「たまに」しか釣れないのが痛いところ。 とはいえ、夏場の90センチは貴重。 「ま、とりあえずあそこから」というポイントとして毎回チェックは怠らないようにしている。 それでは本命の河川に移動する。 今度は向かい風だ。潮も流れが利いていて、オールを漕ぐのがだんだんつらくなってくる。 1級免許は18歳の時に取得済みであり、ついつい「あぁ〜、エンジンが欲しい」とぼやきそうになるが我慢我慢。 どうにか河口に到着。 満ち上がりの潮に乗せて風を利用すればあとは勝手にポイント移動できる。 風向きを調べ、河口左岸にボートを止めた。 左岸は風を遮る建物が多いのでボートは非常にゆっくりと流れる。 まずは二人でスキッターウォーク、サンダードッグというペンシルベイトを投げる。 勿論、両方ラパラのルアーだ。 ボートから左岸のシャローを攻める。 ボトムは砂地で、とても浅い。 この河口で唯一、波が起きるほど急傾斜で浅くなっているところだ。 数回キャストして海面を割ったのはキチヌ。 50センチ程度だろうか。 次第にボートは河口中央、上流側へと流されていく。 左岸から河口の中央部にまで伸びている沈み根にルアーが届く距離となった。 すかさずそのストラクチャーの向こう側にキャスト。 サンダードッグのスライドアクションでシーバスを海面に誘い込む。 またまた海面が炸裂。 今度はシーバスだ。 二人乗っているボートをぐいぐい引っ張る勢いだ。 無事、キャッチ、撮影、リリース。 ボートが右岸に寄りすぎたので、いったん左岸へと移動する。 潮の流れも考慮して、先ほどの流し始めの位置より20メートルほど上流側でボートを止めた。 次第に、ボートの流される速度が速くなってきた。 いったん、釣り上がったら下流側へと移動するペースが速くなってきた。 この時も「あぁ〜、せめてエレキは欲しいよな・・」と思ってしまった。 が、河川中央部の一番美味しいところ、河川右側のグッドポイント、橋脚すぐ下流の砂地のシャロー、そういったところを攻めるには船底をこする危険性が高い。 ヒットさせたあとで流れが速くなればエレキはひとたまりもない。 これはシーバスをかけた後のボートの安定度に問題があるためだ。 ヒットさせたあとでボートの上を移動するのは危険。 そのため座礁覚悟でボートを流し続けなければならないことが分かっている。 こういうフィールドでギリギリの浅場を攻めるためには「動力を使わず、自力で漕ぐリスク」は付き物なのだから。 その後もシーバスは釣れ続いた。 その日から現在3週間目。 毎日相変わらず釣れ続く。 この間、キチヌ、シーバス、ヒラメ、トラフグがたくさん釣れた。 どれもこれもパワフルなファイトだった。 ボートでのシーバスゲームのおもしろいところは、接近戦のためターゲットのパワーがダイレクトに伝わること、普段岸からでは攻めることが出来ないポイントへ直撃できること、目の前で喰わせることも可能で見た目の刺激がでかいこと。 そして何より移動が楽(逆風時や流れが速いとこの限りではない)なこと。 さあ、今度はエンジン付きのボートでもっと素早く活性の高いシーバスの居る流れの速いところや昼間の深場を攻めてみよう。 うぅ〜ん、シーバスゲーム用に最適なインフレータブル
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