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            ジギングって何? 面白いの?
2006年7月17日
ボート月刊誌より
このコラムは2003年6月号のボート月刊誌に掲載されたものです。

メタルジグ(以下、ジグ)という鉛の固まりに色を塗ったモノ(=ルアーの一種)を糸の先に結びつけて海底に沈めます。
海底に到着するとコツンという感じで「おぉ〜い、海底についたぞ」という感じで合図が来るので、根がかりさせないよう、すぐにリールのハンドルを巻きながら竿をシャクり海面までジグを引き上げましょう。

海底から海面までの間、釣り人のロッド操作によりジグが海中で踊り続け、それに気付いた大きな魚がバクリと噛みついてきてくれたら、頑丈な釣り竿がいきなりひん曲がり、その竿を持っている自分が危うく海に引き込まれそうになるスリルが堪能できる釣り、それがジギングです。

こういった魚釣りの方法をご存じでしたか。
良い時には、海中に放り込んだジグに何度も魚が食ってきて、いつまで経っても海底まで沈んでいくことが無く、落とすたびに魚が釣れてしまうことがあるのです。
それも魚屋さんに出向いてみれば一尾数千円〜数万円で売られているような魚が何度も何度も釣れるときがあるのです。

はい。まさしくその通り。
ルアーで釣れる魚は餌でも釣れるし、餌で釣れる魚はルアーでも釣れるのです。(例外はありますが・・)
それでは、なぜわざわざルアーで釣るのか。
それは各人それぞれの楽しみ方があり、コレだとは決めつける必要はないのですが、簡単に言うと餌の匂いが無く、手が汚れることがない。
仕掛け作りがシンプルでお手軽簡単。
釣り道具全体が軽量で操作しやすいので疲れない。
ルアーで釣る行為がお洒落っぽい。
餌を調達しなくても、すぐに釣りが始められるし、すぐにやめても無駄になる餌がない。
比較的大きな魚や、ある程度狙うサイズを決めることが出来る。
魚が食ってきたときの合図(あたり、バイト)が明確に分かりやすく、針がかり(フッキング)させるのが簡単。
道具一式を揃える時、比較的お安くあげられる。
TVで見ていると格好良い。
釣れる魚が小さくても、釣り道具を細く軽く、か弱いモノを使えば大物を釣った気分になれる・・・等々。

理由は様々ですが、この中のいずれか、もしくは類似する理由でみんなジギングを楽しんでいるのです。
いずれにせよ餌のように匂いや味があるわけではないジグを使って魚の口を使わせる。
ジグを通じて魚と私たちの知恵比べ。
そういった餌釣りとはやや異なるアプローチの仕方で、新たな釣り世界の扉を開いてみませんか。  

ジギングを行うにあたって用意するモノを紹介していきます。
ジギング用の竿(ロッド)とリール、道糸(メインライン)と先糸(リーダー)、それにメタルジグ。
とりあえず最低限、これだけは準備する必要があります。
もし現在、バス釣りやスズキ釣り、他の餌釣りを楽しまれていて竿やリールをすでにお持ちの方は、試しにその釣り道具一式を使ってジグを沈めて試してみても良いでしょう。

何はともあれ、ジギングはメタルジグを使って釣りをするのでこれだけは他のモノで代用が出来ません。
私のお気に入りはブルーフォックスのBFジグ、アンレーズのブギィウォーク、ディープリッジ、シーブレイドといった製品です。
これだけあれば浅場から深場まで、小型から大型までとどんなところでどんな状況でも使い分けることができるのです。

それぞれの特性はおいおい解説していきますが、ジグを揃えるポイントは、一つ目に同じ重さで短いモノと長いモノを揃えることです。
フィールドに多く存在する小魚たちにルアーサイズを合わせるということは非常に重要なことで、サイズが合わなかったばっかりに全然釣れないっていうこともあり得るのです。

ただしジグの長さが変われば当然ジグの重さが変わってくるのが普通で、短いモノに交換したためにジグが軽すぎて海底にたどり着かなかったり、ジグが流されて狙ったポイントにうまく届けることが出来なくなる場合があります。
そうなると非常に釣りにくくなってしまうので、水深とジグの重さを合わせそのうえで長短二種のジグを用意することをお勧めいたします。

二つ目に水深や流れによって交換できるよう数種類の重さのジグを用意しておくことです。
スパンカーでボートを風に立てて釣る場合には比較的軽いジグで海底まで確実に到着することが出来ますので、水深×1〜2倍の重さ(50メートルなら50〜100グラム)を目安に重さを考えると良いでしょう。
ただし、風や潮によって、ボートが急激に流されたりする場合は水深に関係なく250〜600グラムのジグを使わないと着底の感触が分からないことがあります。

海の状況はアッという間に急変することが多いので、最初は28・40・60・80・100・130・160・200・250・300・350グラムの中から少しずつ買いそろえていきましょう。

三つ目は色です。
魚の色覚に関する文献に目を通すと、色彩を見分けられる魚とモノクロにしか見えていない魚が存在するようです。
ジギングは光が届かない深い場所にまでジグを届けて釣ることも多いので、必ずグロー(夜光)カラーを用意しておきたいモノです。
グローは太陽光線やカメラのストロボで光を畜光させておけば、光の届かない水深に到達した時、ぼやぁ〜っと膨らんだ感じで光ってくれます。
状況によってはコレにしか喰わないことも多々あります。
特にタチウオやカサゴのジギングではグローが圧倒的に強いことが多いので、是非お忘れなく。

逆に、太陽光線がしっかりと届く浅い場所では赤・青・緑は欠かせません。
くわえてBFジグのように太陽光線を乱反射させるフラッシング機能(ヘアラインホログラム)があるものと無いものの二種を揃えておけば太陽光線の照射量の変化によって使い分けると効果が上がることもあります。
最後に形状によってアクションが変わってくるので数種類の形状のジグを揃えておきたいものです。
後方重心であれば、お尻が重いわけだから流れが強くても他のジグより早く海底まで到着します。
長めの細めといったジグであれば水切りがよいのでしゃくる力が少なくて済みラクチンジギングが可能だし、長めのジグはしゃくったあと水中でスライド幅が広いので縦の釣りであるジギングにおいて、横方向の動きを演出することが出来るのです。

今回は、広く浅くジグの解説をしました。
ジワジワと詳しい解説を追加していきますのでお楽しみに。
さあ、あり合わせの竿とリールにPEラインを巻いて、リーダーを結び、数種類のジグを持って海に出かけましょう。
着底後、一シャクリ、リールのハンドル二回巻きといった基本動作を繰り返し、ボトムから魚群探知機に写り出されている小魚の群の上10メートルまでアクションさせて、再びジグを海底に沈める


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