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              フィッシング フィールドレポート
                 九州・沖縄エリア 北九十九島ガキ島

2006年 7月 17日
記事:  一般投稿記事
ボート月刊誌2003年1月号投稿記事より

このコーナーは、全国各地のボーティフィールド読者から送られてくる、
フィールドのレポートを掲載していくコーナーです。
ナマの情報をもとに、皆さんも釣行へ出掛けませんか?


釣りの大先輩にスケジュールを調整していただき、関東から私のホームグラウンド長崎県北西部に位置する北九十九島へ釣りに来て頂けることになりました。
先輩というのはBF誌でもライターをされているM氏。
遠路遥々いらっしゃるのです。
手ぶらで帰すわけにはまいりません。
昨年の同時期には、40cmオーバーのイサキを筆頭にマアジ、マダイ、マサバ、カワハギと大漁でした。
いやがおうにも期待は高まります。
早速、愛艇「おじゃる丸」の漁労長 犬塚氏と電子メールでの作戦会議。

さて当日。
様々な爆釣プランを机上で練り上げたものの、釣行当日はあいにく風がやや強く波は1.5mから2mと少々高め。
予定されたポイントへ行くのは難しい海況です。
計画はいったん白紙になりかけました。

しかし、そこは九十九島の本領発揮。
その名称が語る通り、私のホームグラウンドは様々な200個以上の島々が連なる日本でも有数の多島海。
小さな島まで入れてしまうとそれこそ無数に近いでしょう。
そのため、湾外の波高が2.5mであっても湾内の風裏をうまく探し出せば、釣りが楽しめるのです。

そして、釣行可能と判断を下し、朝6時半ころ係留場所を出港。
向かったポイントは、島のすぐ脇にあり風の影響が少ない場所。
ただし、あまりに島に近いため魚影の方が少々心配されます。
ポイントに近づいたところでまずはワッチ。
周囲をくまなくチェックします。この辺りはいたるところに魚網が設置されているため気が抜けません。
魚網が入っている事を示すペットボトルや発泡スチロールの標識がないことを確認してから魚探で根を探します。
しばらく画面を注視していると、なかなかイイ感じで海底が盛り上がってきました。
水深20m位から7m位まで一気にかけ上がっています。
その周りを丹念に調べたところ高根の潮上水深16mにマアジの群れと考えられる水色の反応が魚探に表われています。
GPSに早速マーク。
ところがこの反応、かなりのピンポイント。
更に潮の流れが早く、風もありおまけに潮流と反対という条件が重なったため、なかなかアンカリングが決まりません。
M氏とI氏のアドバイスと協力もあってようやく反応の真上にアンカリング完了。

ここで、安心する間もなく、サビキ仕掛けをセットして早速釣り開始。
このサビキは、宮崎のY氏より指導頂いて私が作成したもの。
金チヌ針にウーリー糸を巻いたものを中心に色とりどりな10ー11本針で構成されています。
そして、アミカゴとオモリはサビキの下にセットしています。
すると、2、3投目からM氏、I氏ともにマアジの入れ食いモードに突入。
マアジの型は10ー20cmと それほど大きくありませんが、一度に7匹、8匹とサビキにかかればなかなかの引きを見せてくれます。
時折マルアジも混じり、しばし入れ食いを堪能して頂きます。

私は、マアジはもう十分に釣ったため、カワハギ狙いにスイッチ。
当地では、カワハギと言えばほとんどの場合 完全な外道扱い。
そのため専門に狙う人は皆無なのです。スレていないためかなり釣りやすい状況。

仕掛けはハリスが短めの簡単な胴つき仕掛けにオモリ10号程度。
餌もわざわざアサリを用意する必要は無くオキアミで十分に釣れ、アジ釣り等の帰り際にも狙えます。
そして、このカワハギまだ9月なのですが肝が入った個体も多く肝和えにすると絶品!
本当にお酒が進むこと請け合い。
ご飯に載せればと思わず「おかわり!」の声が出てしまうことでしょう。
今回は外道のフグに悩まされましたが刺し身用に数匹をキープ。

そのうちにM氏はサビキにかかったマアジをそのまま泳がせ、朝食のおにぎりを食べ終わってから仕掛けを上げたところ、マアジが傷だらけになって上がってきました。
どうもフィッシュイーターが近くにいるようです。
早速、I氏が泳がせ仕掛けに小さ目のマルアジをつけて投入。
しばらく放っておいたのですがマアジをもてあそんだ犯人は残念ながら姿を見せる事はありませんでした。

午前10時頃、コマセも底をつき、潮の流れも変わってきたころアタリも遠のいてきたため納竿かな? などと考えていると…。
M氏の竿が満月になってます。
慎重なやり取りの末に浮いてきたのは、アイゴ(当地名バリ)。
ヒレに毒があるので取り扱いに注意が必要なこのお魚ですが、サイズの割にかなりのファイトを見せてくれます。
最後は私が慎重にタモでサポート。
M氏に引きを味わって頂ける獲物も上がり、ホッとしたところで納竿、帰港となりました。

今回のポイントは、近所で貸し出している船外機付きボートでも十分に訪れることが可能です。
暗岩、干出岩、漁業者設置の網等にご注意の上、釣りと九十九島独特の景色を楽しんでみてください。

【今回の釣果】
マアジ 10-20cm 大漁
カワハギ 15-20cm 4匹
カワハギ 小 リリース
マダイ 小 リリース
マルアジ 15cm前後 リリース
アイゴ 良型 リリース
※安全航行のためのワンポイント
魚網設置の目印にペットボトルや発泡スチロールがその両端に浮かんでいますが、目印間を直線に魚網が設置されていないケースも多々あります。
潮によってはらむのはもちろんですが、地形によっては長い魚網がジグザグに設置されているケースもあります。
十分に離れたところにアンカリングするように努めましょう。

【今回のポイント】
北九十九島ガキ島脇 海老曽根付近
GPSの座標(Garmin e-Trex)
Tokyo DATUM(日本座標系) 北緯33度11.902分、東経129度34.805分
WGS84(世界座標系) 北緯33度12.101分、東経129度34.672分



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