前のページに戻る

              フィッシング フィールドレポート
                 近畿・北陸エリア 舞鶴沖 アコウ釣り

2006年 7月 17日
記事:  一般投稿記事
ボート月刊誌2002年12月号投稿記事より

このコーナーは、全国各地のボーティフィールド読者から送られてくる、
フィールドレポートを掲載していくコーナーです。
ナマの情報をもとに、皆さんも釣行へ出掛けませんか?

宇和海のジギング仲間と「誰が一番タチウオを釣るか」という話が持ち上がったのがつい2〜3日前。
ここ数週間、日に日に大きくなるタチウオを見ながらみんなが集まれるチャンスをうかがい、いざ勝負と相成った。
この時期のタチウオならクーラー山盛りは簡単なこと。しかし、食べきれないほど釣るのも気が引けるので様々な条件を設定して乱獲を防止するようにルールを定めた。今回の条件は以下の通り。
1 短時間勝負。実釣時間は休憩込みでおよそ4時間(移動とアンカリング、その他準備にかかる時間含む)。
2 使用するルアーはBFジグ60gのピンクグローのみ。タックルはスピニング、ベイト2本まで。ラインはPEでもナイロン(フィネスライン20ポンド)でもヨシ。
3 船長に頼んで、なるべく喰い渋ってきた状況下でゲームする(当日は、日没後2時間以内に漁師さんは撤収してしまうほど喰いが渋かった)。
4 活性の高いタチウオを探して船を流すのではなく、一ヶ所にアンカリングして集魚を焚く。
5 ジャークの方法は自由。
6 小さいのは即リリース。数には入れない。このような条件で、ポイント到着後アンカリング、集魚灯の準備などをみんなで手分けして実釣開始を待った。

▼参考までに私のタチウオタックルを紹介しておこう。
スピニングがアングラーズリパブリック、パームスサーフスター70SLとトーナメントZ2500S、YGKヨツアミX8の25ポンドにバリバス、リーダー25ポンド50センチの先に同リーダー50ポンドを先糸として20センチほど電車結び。
その先端にスナップを介してBFジグを装着した。
ベイトタックルは同FDGC664(フレイム)にCVZ253、フィネスライン20ポンド、先端30センチダブルラインでスナップ、といったもの。
このタックルバランスで60グラムのメタルジグをしゃくることができ、指5本程度のタチウオの締め込みを堪能できる。
なお、60グラムのジグをキャスト、もしくはめちゃくちゃにジャークをしないことが前提となることは言うまでもない。
ゲーム開始後、ファーストヒットは私と森さんだ。
まだ日が沈んでいない時間帯なので、もしやと思ったが、予想通りのエソ。
即リリースだ。
ここ最近のタチウオジギングでは日没後にバイトが出てくることを聞いた我々は日没まで手を休めることにした。

そして日没、ゲーム再開だ。
タチウオジギングのコツは::
1 ジグへの畜光(明るい物勝ち)
2 当日のヒットパターンを素早く読みとる
3 刻一刻と移動するタチウオのタナをすばやく見つけだす
4 安全な針はずし(フィッシュホルダーとペンチが大活躍)、といったところ。

畜光は一回上げるたびに行っても良いほどだ(夜釣りの船には、至る所に光源があるので、そこで数秒間クルクルとジグを回転させればよい)。
水深40メートルでのゲームであったため、1回ごとにボトムから水面までジグをしゃくってくる。
これは刻一刻と変わるタチウオのタナを探るため。
実際、当日はボトムから一シャクリでバイトがあったと思えば、次は船の真下にジグが見えるか見えないかと行った瞬間でのバイトというように数回釣るとすぐにタナが変わっていった。

そのため、私は強めのショートジャークを3回行ったあと、一瞬ジグを止める作戦でバイトを得るまでシャクリ続けた。
ショートジャークはボトムから丹念に誘い続けられるため有効な方法の一つ。
特にそれほど遊泳力があるようには見えない(失礼)タチウオなのでロングロッドのロングジャークや超早巻きでは喰い損ねが多そうと判断してのことだ。
強めにしゃくるのはBFジグのイレギュラーアクションを最大限に発揮させるため。
このシャクリだとスパイラルに浮上し、ジグザグ、もしくは横向きでヒラヒラとフォールする。
喰い上げさせるとノリの悪いタチウオを効率よくフッキングするためにはBFジグのスライドアクションを有効に活用すべしと最初から狙っていた作戦だった。
同乗した楠さんは、数日前に有効であったスピニングタックルで早巻き&ストップによってタチウオを誘い、森さんはベイトタックルで1回ずつシャクって止め、続いて早巻きと複雑なパターンで当日のヒットパターンを探ろうとしていた。

オープニングヒットはKさんだ。
「来たよ」と叫ぶ。
さすが宇和海のカンパチハンターだ。ジグの扱いは慣れている。
ところが「あぁ〜」という声。
やはりタチウオはバレやすいのか。その横で平気な顔をしながらBFジグが最大限効果を発揮する強めのショートジャーク&ストップでタチウオを誘う私。
ボトムから3シャクリ目で私にも初ヒットだ。
一気に絞り込まれるサーフスター。
ショートジャークを連発する私の誘いだと、ジャーク=フッキングとなるのでそのまま軽く追いアワセをしてリールのハンドルを巻くだけ。
途中、数回海底めがけてタチウオが反転しロッドを絞る。
コレが楽しい。
海面まで上げてきたタチウオは指4本といったところだ。
続いてMさん、船長、船長の息子とヒットが続く。
暫くはそれぞれのシャクリで好調にタチウオの数を伸ばしていった。
が、良い状況は当然長くは続かない。
1時間ちょっと過ぎたあたりからバイトが遠のいた。
気がつけば周囲にたくさん居た漁師さんたちもいつの間にか撤収していた。
潮止まりか、流れが緩いのか?
潮が動かなければ自分でジグを斜めに引くだけとそれまで真上にしゃくっていたジャークから左斜め前方へとしゃくり上げるパターンでさらに強めにジャークするとガツン。
しばらくこのジャークで私だけタチウオのバイト連発だ。
そのうち、みんなの視線が気になる。
「今日は、ジョージさんのシャクリが良さそうだ」と真似をするKさんだ。
ところが、日頃からBFシャクリをしている私とは年期が違うのでやや困惑気味だ。
敵に塩を送るつもりで「三回強くシャクって、一瞬止めたら良いよ」とアドバイスを送る。
その後、Kさんもガンガン追い上げてきたが、とうとう誰のジグにも当たらなくなった。

「ラーメン食べるぅ〜」と船長のありがたいお言葉で一同しばしの休憩と作戦タイム。
この時期の夜、船上でのカップラーメンは旨い。
作戦タイムでは、流れの強弱でシャクリ方を変えた方が良いという結論に達した。
勝負事というのに、やはり仲間だ。みんながたくさん釣れるようにアドバイスをしまくる。

30分ほど自分たちとポイントを休ませた後、ゲーム再開だ。
リードしまくっているので、ちょっといたずらして早巻きやロングジャーク、長時間ストップなどのアクションでタチウオを誘ってみた。
が、そんなことをしているうちに周りがどんどん追い上げてきた。
「やばっ」とばかりに体に染みついたBFしゃくりに戻すと再びバイトの連発だ。
後半戦はどうやら25〜30メートルラインにタチウオが溜まっているようだ。
ギョタンにはっきりと写っている。が、開始直後に比べて明らかにサイズが小さくなってきた。
指2.5〜3本といったところ。
小さいのは釣りたくないのでタナの下5メートルからタナのど真ん中あたりまでを丹念に探る。
タチウオとて大型ほどボトム近くにいるはずだ。
なるべく上の層にいる小型タチウオにはアピールしない作戦だ。
そうこうしているうちに22時。
バイトが遠のき南の空には雷が光ってきたので撤収した。

港にかえって数えてみると総勢37尾。
船長は途中でカメラマンに徹したのと、息子さんは1〜2尾釣ったあと寝てしまったので、多く見て7尾として3人で30尾釣ったことになる。
船長の観察からしてバラしてばかりのKさんは脱落。
私と森さんの勝負となったが、二人とも自分で釣った数なんて覚えていないので引き分けと言うことで幕を閉じた。

最後に、リアフックに装着したトレブルフックだが、1〜2オンスのBFジグについているアウトバーブのカクンカクンフック! をつけていた。
刺さり抜群で、頑丈一徹。
よいフックだと絶賛物。
知らない間に私のタックルボックスの中の1〜2オンスBFジグのリアフックが減ってしまったと思うのは気のせいだろうか。
これからの時期、もっと浅い場所でタチウオが釣れ出す。
そうすると1〜2オンスのBFジグの出番となるのだが、さてこのサイズにはグローカラーは存在するのだろうか。
もし、お店に並んでいるのなら、タチウオゲームをもくろむ皆様方、お早めにご購入を。
タチウオだけでなくカンパチ若魚にも絶大な効果を発揮するBFジグ、1〜2オンス。
ぜひ、お試しあれ。


前のページに戻る