前のページに戻る


                           トレーラブルボートの魅力
     2006年 8月 11日
ボート月刊誌より
この情報は2005年11月、ボート月刊誌に掲載された記事です。

クルマでボートを牽引していけるトレーラブルボーティング。
そのメリットを最大限に活かして楽しむオーナーが全国各地に増えはじめている。
そんなオーナーたちにトレーラブルの魅力を熱く語ってもらいたい。
私の場合、オートキャンプならぬ「ボートキャンプ」を家族で楽しんだりしてます。

■私がトレーラブルを選んだ理由
トレーラブル企画で取材させて頂いた富山県のAさん。
そもそも最近まで自分がボートを購入するとは思ってもいなかったそうである。
それは何故か? 答えは簡単、費用対効果である。
自らがコストをかけなくてもオカッパリで十分に釣りを楽しむことができ、ボートに乗りたければ“好きな時に”“好きな場所で”ジギング船やキャスティング船に乗ればいい。
つまり、それなりの費用を覚悟して自分でボートを所有しなくても、乗りたい時に都度お金を払えば楽しめる、それで十分。

そんなAさんにとってマイボートはナンセンスな存在であった。
「だってそうでしょ。場所は限られるし継続的に維持費などランニングコストは掛かる。だったら、活性の高い時期に好きな場所で遊漁船に乗って釣りを楽しんだ方が効率がいい」
そんな彼がマイボートを手に入れた。
しかもトレーラブルである。
一見それは180度の劇的な心境の変化のように思えるが、実はそうではなく至極必然的な選択だったというのである。

オートキャンプ場を利用すれば水も使えるし、アンカーリングや岸壁などに一時係留するより安心して寝泊まりできる。

オカッパリと遊漁船のフィッシングライフにだんだん物足りなくなってきたある日、たまたまインターネットで「ハンマーヘッド」というトレーラブルボートの存在を知ったのがキッカケだという。
「これなら“好きな時に”“好きな場所で”釣りが楽しめる、そこからトレーラブルボートの可能性に興味が膨らんでいったそうだ。

現在所有しているトレーラブルボートは、「SUGAR REY140 Hammer Head」。
いくら機動力がいいといっても、釣りがしにくければ意味を成さない。
「その点ハンマーヘッドはアングラーを満足させる走行性と安定性を提供してくれていると思いますね。カテドラル・ステップハルとワイドビームは、並みの20ftクラスのパッケージボートとは一線を画していると思いますよ」
トレーラブルクラスながら、十分な基本性能と釣りのための機能性を確保しているということも、マイボートを決断した理由のひとつになっている。

■トレーラブルのメリットとデメリット
トレーラブルのメリットとして考えられるのは、「機動性」と「ランニングコスト」だという。
まず機動性については、自宅から近い場所に係留して同じフィールドをじっくり攻めるのも楽しいが、好きな時に好きな場所でボートを降ろして楽しめるのはトレーラブルならではの魅力。
また、トレーラブルというとスロープが前提と思いがちだが、決してそうではない。
多くのマリーナではビジターでも揚降可能で、全国のほとんどのポイントで楽しむことができるそうだ。

次にランニングコスト。
これはサラリーマン・アングラーにとっては最も重要なポイントだ。
「マリーナで係留または陸上保管した場合、使用頻度に関わらずそれなりにコストが掛かります。しかも、同じ場所で。実はこの“同じ場所”っていうのが重要なポイントではないかと思うんです。
同じコストなら、いろんな場所で楽しみたい。更にコストが抑えられるならなおよし。
これが「本音」じゃないかと。トレーラブルならこれが実現できるんですよ」

スロープだけではなく、マリーナなどの上下架施設を利用すれば、楽しめるフィールドは格段に広がる。

限られたランニングコストで、効率的にいろんな場所でボートフィッシングを楽しむ事ができるということである。
もちろん他にも、メンテナンスや艤装がしやすいとか、台風や積雪など天候の変化に心配しなくてもいいなどといったメリットも考えられるという。

確かに“トレーラブル万歳”なのだが、デメリットも無いわけではない。
トレーラーでボートを運ぶということは、それなりに気を遣わなくてはならないのである。
牽引中のトラブルは大きな事故になりかねないし、ランチング時にトレーラーを海水に浸けることはトラブルの原因を作っているようなものだ。

そういった意味でボート以外にトレーラーの日常メンテも怠ってはいけないのである。
また、普通免許で牽引が可能なトレーラブルボートとなるとサイズも限られる。
それもデメリットといえるのかも知れない。

「全国的にはまだまだ市民権を得ているとは言えないトレーラブルボーティングですが、少なくとも不法係留などは違い、合法的にかつリーズナブル。
しかも、ある意味インフレータブルやカートップよりもお手軽なボートライフを楽しむことができる。
これがトレーラブルのいいところではないでしょうか」

前のページに戻る